「同じ遊びばかり」「他の子と遊べない」——発達障害・グレーゾーンの子どもに見られる行動と、家庭でできる関わり方

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発達障害 言語訓練

こんにちは。 北九州市小倉北区と門司区で放課後等デイサービス•児童発達支援を運営している

トイトイトイグループのSNS担当の末廣です。


「うちの子、毎日同じ遊びばかり。お友だちと遊ばせたいけど、うまく関われないんです…」

そんなお悩みを抱えていませんか?

このような行動は、発達障害(ASD:自閉スペクトラム症、ADHD、LDなど)やグレーゾーンと呼ばれる発達特性を持つ子どもたちにしばしば見られます。特に未就学児や小学生の時期は、集団での遊びや社会性が求められる場面が増えるため、保護者の方も「大丈夫かな?」と不安を感じることが多いようです。

ですが、子どもたちの“こだわり”や“対人の難しさ”には理由があり、適切に理解しサポートすることで、少しずつ変化や成長が見られるようになります。


ぜ「同じ遊びばかり」になるの?

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもに多く見られるのが、「限定的・反復的な行動」です。これは、決まった遊び方を繰り返すこと、並べる・回す・同じセリフを何度も言うなどの行動が含まれます。


【専門家の視点】

言語聴覚士の立場から見ると、このような遊びは子どもにとって「安心できる世界の再現」であり、予測不能な刺激を避け、自分でコントロールできる環境を作っている状態です。また、2024年の神経科学の最新研究では、「予測符号化」の困難がASD児の特徴として挙げられています。脳が環境を“予測”する能力が弱いため、変化や新しい刺激を強いストレスとして感じやすく、安心できる繰り返し行動に戻るというわけです。


なぜ「他の子と遊べない」の?

社会性や対人コミュニケーションの力は、ASDやグレーゾーンの子どもにとって大きなハードルです。

・相手の気持ちを想像するのが難しい

・言葉のキャッチボールが苦手

・自分のやりたいことを優先してしまう

・集団のルールが理解しづらい

こうした特性は「わがまま」ではなく、脳の特性によるものです。


【療育現場での工夫】

放課後等デイサービスや児童発達支援では、まずは“一緒に同じ空間にいる”練習から始めます。無理に「仲良くさせよう」とせず、「同じ場所で別のことをしている」→「一緒の活動に参加する」→「役割交代して遊ぶ」といった段階的なステップを踏むことが大切です。

家庭でできる関わり方

① 「くり返し遊び」を観察してみる

まずは、お子さんがどんな遊びを繰り返しているかを観察してみましょう。それは“ただの遊び”ではなく、「楽しい」「安心」「達成感がある」など、何か意味があるはずです。

ポイント:「○○が好きなのね」と受け入れることで、子どもの自己肯定感を育てる第一歩になります。


②「真似遊び」からスタート

他の子との関わりが難しい場合、大人が“お友だち役”になって一緒に遊ぶ練習から始めましょう。

子どもの動作を真似したり、子どもの遊び方に少しだけ変化を加えたりして、やり取りの芽を育てます。


③「ごっこ遊び」で社会性の土台を作る

ごっこ遊びは、相手の立場を想像する力(=心の理論)を育てる効果があります。

「先生ごっこ」「お店屋さんごっこ」など、役割を持つ遊びを通して、少しずつ他者とのやりとりを学ぶことができます。



まとめ:心配しすぎず、焦らず、少しずつ


「同じ遊びばかり」「友だちと遊べない」。

これらは一見「困ったこと」のように見えるかもしれませんが、実はその裏に子どもなりの理由や意味があります。

すぐに変化を求めず、子どものペースに寄り添うことで、少しずつ対人関係の力や遊びの幅が広がっていきます。


トイトイトイグループでは…

発達に関するお悩みや「遊び方」「社会性」「ことばの発達」について、言語聴覚士や発達支援の専門スタッフがサポートしています。個別の発達相談や、実際の療育見学も随時受付中です。お気軽にご相談ください。


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トイトイトイグループ

住所:福岡県北九州市小倉北区金鶏町9-27

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